緑色は目に優しいらしい、が…2007/11/30 10:34

隣りに住んでいる叔母はマメに草花の手入れをしている。
今、ビニールで風除けを施してある場所には色とりどりのゼラニウムがきれいに咲いていいる。八重咲き濃いピンクと赤はうちから株分けしたものだ。
ゼラニウムって、こんな時期にも咲くのか…
ふと我が家のベランダに目をやると、すがすがしいグリーンが目に優しい。

うちのゼラニウムは、春しか咲かない。
というか、うちのベランダの植物達は、私のえーかげんな手入れでも、日光と、水と少々の栄養分だけで生き延びることのできるヤツらのみが勝ち残っていくという、ガーデニングなんぞとはほど遠い過酷な世界なので、まぁ無理もないのかもしれない。
それでも残った植物達は、毎年花を咲かせてくれる。観葉植物類も元気だ。もともと緑ばっかりだったベランダが、季節によってはとても華やかだったりする。

だが、基本やはり「目にやさしいベランダ」なわけで、今は名前すらも忘れてしまった紫色の小さい花がチラホラと咲いているのみだ。
そういえばこの花も、一度死滅しかけたんだっけ…
役員が忙しくて水をやり忘れたんだったか、ほぼ枯れてしまって放置していたら、ある年に突然「まだまだぁ~!」と奮起したように緑色の葉っぱをパラパラと…で、花まで咲かせた。すげーな、おい…と思って水をあげ始めたらなんだか復活したのである。
こういう根性のある花は、うちのベランダではロングランで生き続ける。

そんな過酷な条件下で、もう10年近くに渡って随一の強さを誇っているのがシクラメンだ。育て方を全く知らないんだが、それでも真っ赤な花を咲かせてくれる。コツは…花の時期以外は存在を忘れること、だろうか?また咲くかな? と期待した年には全く咲かない。そっちがその気なら、こっちにも考えがある、といわんばかりのシクラメン様なのだ。

花芽っぽいのが出てきたから、ベランダから室内の出窓に移した。
花を期待しているのを悟られないように、水だけを与える日々である。